CentOS 8 終了

先日 CentOS のサポート終了が報じられました。
関連ニュースや対応方法についてまとめてみたいと思います。

CentOS 8 は2021年末で終了。今後はCentOS Streamへ移行していく

公式リリース https://blog.centos.org/2020/12/future-is-centos-stream/

各メディアのニュース

Gigazine https://gigazine.net/news/20201209-centos-project/
ZDNet Japan https://japan.zdnet.com/article/35163736/
マイナビニュース https://news.mynavi.jp/article/20201209-1573811/

他のバージョンは?

CentOS72024年6月30日 とCentOS8よりもサポート期限は長いとのこと。
CentOS6既にサポート期限切れ

どう対応する?

どう対応するか、いくつか方法を考えてみます

選択肢1.CentOS Stream8へ移行

CentOS8からCentOS Stream8へ移行が第1選択肢でしょうか。
ただしCentOS Stream8のサポート期限は「2024年05月31日」で
CentOS7と凄く近くなっています
移行方法は公式だったりこちらであったりいくつか紹介されているので
参考にしてみてください。いくつかのコマンドで移行できるようなのですが
自身の環境でもそうなのかは分からないので検証はしてみましょう。

選択肢2.CentOS 7へダウングレード

CentOS7のサポート期限は「2024年06月30日」です。
使い慣れているのであればCentOS7へのダウングレードも選択肢の1つかと思います。
ただしイチから環境作り直しになるかと思うので
時間とコストがかかってしまうかも知れません

選択肢3.CentOS 8の有償サポートを受ける

いくつかの企業から有償サポートのサービスが出てきています
サイバートラスト
なんと最長2029年5月までサポートが受けられるとのことです。
Miracle Linuxを提供している企業の技術の賜物ですね
CloudLinux
こちらは少なくとも2025年まではサポートするとのことです。
次のOSへ切り替えるまでの時間稼ぎに良いかも知れません。

選択肢4.RHEL8(有償)へ移行

有償を考えるなら公式であるRHELへ移行してもいいかも知れません。
公式で安定していてサポート期限も「2031年05月31日」まであり安心です。

選択肢5.RHEL8(無償)へ移行

RedHat Developer Programを利用すると
個人での小規模なシステムという制限の中であれば無償で使用することができるようです。
サポート期限は有償より少し短く「2029年05月31日」です。

選択肢6.RHELから派生した無償利用可能なOSへ移行

RHELから派生したもので
それぞれ公式としてしっかり運用されているOSへ移行してもいいと思います。
ここでいくつか紹介しますがこれ以外にもあります。
Miracle Linux
Alma Linux
Oracle Linux
Rocky Linux

選択肢7.全く別のOSへ移行

コスト、時間がかかるため企業では難しそうですが
個人的なものであれば勉強のために
UbuntuなどDebian系などに変えてみてもいいかも知れません。

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